はじめに
乗馬は特殊なスポーツで特別な技術を身に付けないと上手くならないと思われがちですが、
いつもと違ったアドバイスを受けたり、シンプルに理解して楽しく習得していけば苦手な意識も改善したりします。
普段の生活の中で作用している、ごく自然な原理や原則を乗馬に当てはめて理解、実行することで今まで出来なかったことが出来るようになります。
下記のようなお悩みがある方は一度当クラブのマンツーマンレッスンをお試しください。
悩みその1「馬が怖い」
- 嚙まれそう・蹴られそう
- 落馬したらどうしよう
- 暴れられたらどうしよう
レッスンでのアプローチ例
馬に対する恐怖心は得体の知れない動物(馬)に対してどう接していいかわからなくて生まれるものです。
元々馬は人を背中に乗せて走りたいなどとは思っていませんので、「もし自分が馬の立場だったらどのように接してもらえば人を受け入れやすくなるか」と言った切り口で分かりやすく説明いたします。
悩みその2「正しい騎乗姿勢がとれない、わからない」
- 身体がカチカチになってしまう
- 鐙(あぶみ)が脱げる・踏めない
- 適切な手綱の長さがわからない
レッスンでのアプローチ例
正しい姿勢は馬上で自然な動きをするためにどのように乗ればよいかを求めていくと、結果として洗練されたフォームが身についてきます。
ですから、教科書に載っている基本姿勢を求めるあまりに、逆に窮屈な乗り方になって馬との調和を乱していることがよくあります。
姿勢ありきから、馬との調和を目指していくことで正しい姿勢を身に付けましょう。
悩みその3「馬が動かない」
- 脚の合図に反応してくれない
- 馬に反抗されてしまう
レッスンでのアプローチ例
馬に馬鹿にされてしまっていると感じる瞬間ですね。
ただし乗り手のバランスがひどく崩れていたり、力みが強すぎて馬の方が動くに動けない状況にある場合ただ、怒っても解決しません。
まず乗り手のフォームを見直して馬が楽に動けるバランスを身に付けるよう指導いたします。
悩みその4「軽速歩(けいはやあし)がうまくできない」
- リズムが合わない
- バランスが取れない
- 姿勢が崩れる
レッスンでのアプローチ例
そもそも、軽速歩とは馬も人間も楽に永く運動を続けることが出来る、体力的に経済的な乗り方です。
バランスの一致点を理解してその一致点上に乗り手の重心を置いて脱力することでバランスを理解できるようになります。
バランスを理解できると、力を使わずに動けるようになります。その練習方法は最もスタンダードな正反動からアプローチします。
正反動でバランスが定まれば軽速歩はアッという間にできるようになります。
悩みその5「正反動(正反撞・せいはんどう)ができない」
- お尻がポンポン浮いてしまう
- 反動が抜けない
- 痛い・つらい・楽にならない
レッスンでのアプローチ例
沈み込む動作と浮き上がる動作が一致することと、その繰り返しのリズムの中で入力と脱力がどのタイミングで行われるかを理解していただきます。
必要に応じて鐙を脱いでの練習を行い、体の各関節がしっかりと稼働するようにしていきます。
悩みその6「歩度の詰め伸ばしができない」
- 詰めようとすると止まってしまう
- 詰めようとすると逆に走られてしまう
- 伸ばそうとしても伸びない
レッスンでのアプローチ例
リズムとバランスを変化させることで馬にたいして詰め伸ばしの作用を求めていきます。
沈み込む動作と浮き上がる動作の中で、どの時期にどのような作用を加えれば扶助として馬に伝わるのかを、実践の中で詳しく説明いたします。
悩みその7「発進、停止がスムーズにできない」
- ズルズルといつまでも止まらない
- 指導員に追ってもらわないと進まない
- 自分の合図を無視して、勝手に進んだり止まったりする
レッスンでのアプローチ例
馬の重心を前躯に移したり、後躯に移すバランス扶助と、半減却(はんげんきゃく)の扶助を利用してコントロールするのですが、そもそも、半減却や馬のバランスについての原理や原則を理解していかないといけません。
実馬を通してその原理を理解して、扶助を習得していきましょう。
悩みその8「馬を誘導できない」
- 馬に抵抗されて負けてしまう
- 指示の出し方がわからない
- 前の馬について行ってしまう
- 隅角を深く曲がれない
レッスンでのアプローチ例
乗り手の質量をどのように馬に作用させるかで任意の方向に馬の向きを変えたり、馬の進んで行く方向に逆らわずついて行ったりすることで乗り手の進んでいきたい方向に誘導することが出来ます。
力づくで手綱を引いても抵抗されてしまいますが回転方向に馬体を移すためにどのように自分の重みを作用させればよいかを指導いたします。
悩みその9「巻乗り・輪乗りが出来ない」
- 速歩で回転に入ると馬が止まってしまう
- 図形がきれいに描けない
- 前の馬について行くだけになってしまう
レッスンでのアプローチ例
図形を描くために押さえておきたいポイントとして、どこに向かってどのように誘導するかということと、変化する図形の中で、馬の姿勢と勢い・自分の姿勢・リズムを保ちコントロールを失わないようにするポイントを指導いたします。
悩みその10「駈歩(かけあし)が出せない」
- 教わった通りにやっても動いてくれない
- 扶助のタイミングやバランスがわからない
- 自分で出している実感がない
レッスンでのアプローチ例
駈歩発進の原理・原則を理解すればその条件を満たすことで発進させることが出来ます。
手綱の加減や脚の位置などを気にする方が多いですが最優先すべきポイントを3つ挙げてみます。
人馬の重心が馬の後躯へ移っていること、前進する勢いが充実していること、発進を促す脚と馬が前に飛び出そうとする時に体の力を抜いて手綱を解放すること。
この要素を満たせるように一緒に練習しましょう。
悩みその11「駈歩(かけあし)が続かない」
- すぐ止まってしまう
- 続けようと頑張れば頑張るほど続かない
- 走られてしまい怖い思いをする
レッスンでのアプローチ例
駈歩の継続はリズムの繰り返しによる、方向転換と歩度の詰め伸ばし(スピードの調節)の習得です。
駈歩は走ると言うよりはジャンプの繰り返しですが、その方向性を変化させることでコントロールしていきます。
自分の質量を馬に作用させる方法を指導いたします。
悩みその12「ハミ受けがわからない」
- 拳や手綱の操作がわからない
- 何が正解かわからない
- そもそも、なんのために求めるのかわからない
レッスンでのアプローチ例
ハミ受けを求める目的は、乗り手にとって馬をコントロールするために都合の良い姿勢を求める手段として必要な技術です。
馬が抵抗せず、乗り手にとって都合の良い姿勢を保ってくれていれば思い通りにコントロールすることができます。
力づくで理想的な姿勢を強いても馬は逃れようとしますから、馬にハミを受け入れさせるために理想的な姿勢を求めると同時に実現した時には痛みや苦しさから解放してやります。それによって抵抗するよりも受け入れた方が楽になると馬が理解してハミ受けを保つことが出来ます。
具体的な手法については実馬でわかりやすく指導させていただきます。
悩みその13「下方移行(停止→常歩→速歩→駈歩)・上方移行(駈歩→速歩→常歩→停止)がうまくできない」
- 滑らかな移行が出来ない
- 馬が合図に反応してくれない
レッスンでのアプローチ例
推進、半減却とハミの控える動作と譲る動作で「ハミの平衡」を変化させて、移行していきます。
難しい扶助と思われがちですが、原理を理解すれば割と短時間で身につきますので、一緒に練習ましょう。
他にも様々なお悩みがあると思いますがマンツーマンのプライベートレッスンですから個々に解決するお手伝いをいたします。
多くの問題は、普段の生活の中で働いている、ごく自然な原理や原則を乗馬に当てはめて理解、実行することで解決します。